審査の評価内容
透明感のある琺瑯の白と、天然木のパーツがキッチンにやわらかな空間をもたらすkaico ケトル。
「道具としての素直さがある」審査の場ではそんな表現で称えられた。直火とIHに対応し、
底面の広さは五徳の上での安定感を生むとともに、効率よく熱を伝えて早く沸く。
大きく取られた開口部は、見やすく洗いやすく、お茶パックの出し入れ等、幅広い世代のユーザーにとって取り扱いがスムーズだ。
やかんとはこういうもの、という固定概念のもと、皆が無意識に我慢しながら
使っていたかもしれない小さなストレスを、解消して見せてくれた。
金属と琺瑯、それぞれの技術とチームワークがあってこそ作り続けられる道具であり、次の世代へと受け継がれていくことを期待する。