琺瑯に使用する金属の種類と用途

琺瑯につかわれる金属は焼成温度で溶けたり、急激にさびたり、ガスを多量に発生したり、
変形をおこしたりしないもので、溶接など加工性の良いものが選ばれます。
現在使用されている金属の大部分は鉄で、ほうろう用の鋼板です。
一方、浴槽や鍋等では、鋳鉄がつかわれています。
また、アルミや銅がつかわれることもあり、鋼板にアルミ等をメッキしたものも用いられています。
金、銀、銅等を使った工芸品ほうろうを『七宝(しっぽう)』、化学工業用の琺瑯を『グラスライニング』と 呼んで区別することがあります。

*一般社団法人日本琺瑯工業会 HP資料より引用