鉄とガラス。全く違う2つの素材を結合させたほうろうは、それぞれの良い面が活かされ、長所もひろがります。硬くて丈夫な鉄と美しくて、耐食性（腐食に強いこと）耐摩耗性（すりへらないこと）非吸着性（においがつかないこと）に秀でたガラスの両者の持てるすばらしい力をフルに結集したのがこの琺瑯なのです。ですから、『琺瑯でなくては』という用途もいっぱい！
琺瑯の優れた特長がさまざまな分野で活躍しています。
耐熱・保温性
金属の素地をガラス質で覆っているため、耐熱性が高く、保温性に優れています。 熱の伝わり方がゆっくりなのでお料理もふっくら仕上がります。冷却性も高く、保存に適しています。
耐食・耐酸
琺瑯は、酸、塩分に対して強い耐久性を持っています。 貯蔵や醸造用に使われるタンク類。ほうろうは化学薬品などの製造時に使われ、耐薬品性に優れています。
美しい色あい
ガラス質に着色ができるので美しい色あいと光沢を楽しめる琺瑯は、 キッチンや浴槽、建物の外壁や看板にも多く使用されています。
琺瑯は金属の表面にガラスを化学的、物理的に結合させており、鉄とガラスとの密着度は極めて高く、 その耐久性も折り紙つきです。 琺瑯は極めて硬く、耐摩耗性も高く、浴槽や建材の他、家庭用品にも向いています。 紀元前につくられたツタンカーメン王の黄金マスクでもおわかりのように、琺瑯は永い年月がたっても色が 変わりません。 カタチがあるかぎり、美しい色あいが楽しめます。
非吸着
琺瑯は表面がガラスなので、表面がとてもなめらかで非吸着性に優れています。 ガラス質は中性、かつ不活性。中の内容物と化学反応を起こすことがありません。 硬度が高く、キズや汚れがつきにくいため、雑菌が繁殖しにくく清潔に保てます。 洗いやすくお手入れがしやすいのも特長です。
耐久・耐摩耗性
琺瑯は金属の表面にガラスを化学的、物理的に結合させており、鉄とガラスとの密着度は極めて高く、その耐久性も折り紙つきです。 琺瑯は極めて硬く、耐摩耗性も高く、浴槽や建材の他、家庭用品にも向いています。
＊一般社団法人日本琺瑯工業会 HP資料より引用